現場ではたらく機械





どうです?

この機械

愛嬌があると思いませんか?

気に入ったので

Instagramに画像をアップしてみました。

するとすぐに

「ニムラですね!」

というコメントが。



ん?

ニムラ?



その瞬間

脳裏に思い浮かんだのは・・・




ちゃうちゃう
それヒムラやし ^^;


すぐさま打ち消して

調べてみました。

手を変え品を変え検索してみましたが

ニムラ

ではヒットしません。

わからないときは訊け。

の鉄則どおり

別のSNSで答えを募ってみると

ほどなくしてお隣りの徳島県から

こんな答えが。


「nible=齧(かじ)る、食いつく(笑)」



あ、たぶんソレかも!

いやきっとソレ!!

ニブラ

で検索してみました。

そのなかのひとつ

『地方公共団体担当者のための建設作業振動対策~建設工事で使用される建設機械等』(環境省 水・大気環境局)には次のような記述が。

圧砕機

******

3.圧砕機

(破砕機、油圧クラッシャー、ニブラ、ハサミ、ペンチ、ニッパー

油圧カッター、鉄骨切断機)

油圧ショベルのアタッチメントとして、油圧で開閉するハサミ状の装置を取り付けた機械です。

コンクリート構造物等の破砕・切断に用いられます。

******

ハッケン!

やっぱりニムラではなくニブラでした。

ちなみに

******

nibller(『英辞郎』より)

1.かじる人

2.メジナ(魚)

3.ニブラー(工具)

 棒状の歯を上下に動かして

 金属板に連続的に穴を開けて

 切断する

******

だそうです。

どうやら

nibller→ニブラ→ニムラ

という流れで

まちがって伝わっていたようです。

ということで一件落着。

いや

チト待てよ。




つかみ機

じつはコレ

圧砕機ではなく「つかみ機」。

グラップルとかフォークとかいう呼び名もあります。

では公平を期して

おなじ環境省の資料から引用しましょう。


******

4.つかみ機

(フォークグラブ、つかみバケット、フォークグラップル)

油圧ショベルのアタッチメントのひとつで、物をつかむための装置で、スクラップ処理をはじめ、木材処理や解体工事など広い用途に用いられます。つかみバケットとも言います。

******


つまり

ニムラでもニブラでもありません。


今度はヒムラではなく

こんな生物が脳裏に浮かんできました。




ケレンケン

ということで

また調べてみると・・

すぐに判明しました。

恐鳥類のひとつケレンケンです。

恐竜が絶滅したあと

地上に出現した巨大な鳥類である恐鳥類を代表する種です。

もちろん

現代ではすべて絶滅していますが






約40万年の時空を超え

現代の建設現場に出現した恐鳥ケレンケン。

なんてことを考えながら

いろいろ調べて

またひとつ賢くなったおじさんなのでした。


(みやうち)


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