現場ではたらく機械





先日(2023年6月2日)

国道493号をふさいだ落石を処理する模様です。

SK125という記号が入っている重機はコベルコ建機製です。

でも、一般的な油圧ショベルとは、ちょっとカタチがちがいますよね。

うしろへ回ってみればよくわかります。



そう

タイヤがついてますよね。

一般的に油圧ショベルの足回りはキャタピラと決まっていますが、この機械はタイヤ。

昔からなにごともストレートに表現する当社では、この重機のことを「タイヤのユンボ」と呼んでいますが、全国的にもっともポピュラーな呼び名は「ポクレン」です。

ポクレン?

およそ重機にはふさわしくない、ぬいぐるみマスコットかなんかのようなその名前はメーカーの社名。フランスのポクレン(Poclain)社が由来なんです。

そう。以前書いたことがある、ユンボと同じパターンです。

→『あの重機って正式名称はなんていうの?

フランスのシカム社(現ユンボ社)の油圧ショベルが全国に広まるのと同時に、その名前が一般化して「ユンボ」が油圧ショベル全体をあらわす一般名詞になった。と同じパターンで、こちらも同じフランスの会社ポクレンと、かつて日本にあった油谷(ゆたに)重工という企業が技術提携してできたのがTY45というホイール式油圧ショベル。大型特殊車として登録をすれば公道を自走できるので、道路工事や狭い場所などで重宝され、人気商品となりました。

コックピットの中を見てみましょう。

ふつうの油圧ショベルについている前進後進のレバーが、ポクレンの場合はハンドルになります。前進後進はアクセル、ストップがブレーキ、ハンドルを回してタイヤを操作して走行するというのは一般的なクルマと同じですが、車体が180度旋回すると操作が逆になるので、慣れないと少し違和感があります。バケットの操作は一般的なものと同じですね。




ちなみにその油谷重工、199年に神鋼コベルコ建機と合併してコベルコ建機となり、今はありません。なのでこのポクレンは、油谷の技術を引き継いだコベルコ建機製、というわけです。

じつは当社は先々代社長(つまり創業者)の頃からこのポクレンが大好きで、今から20年ほど前までは、このコベルコ製と日立建機製のふたつのホイール式油圧ショベルがありました。そのうち日立建機とは疎遠になり、コベルコ建機のものを使いつづけているというわけです。

といっても、国内で販売しているのがコベルコ建機だけかというと、そうではなくて、日立建機にはZAXIS125Wという機種がありますし、DOOSANという会社がBobcat E55W という、SK125よりひと回り小さいクラスのホイール式油圧ショベルを販売しているようです。



そうそう、そう言えば、2019年に3泊4日で札幌へ行ったことがあったのですが、そのあいだ札幌市街を歩いていてまたクルマで走っていて、ポクレンを見かけました。

その数ナント3台。すべてコベルコカラー。もちろん別々の場所で。ほぼ一日に1台という勘定です。

ひょとしたら札幌(北海道)には、除雪作業なんかの影響でポクレンを保有している建設会社が多いんでしょうか?このあたりでは、ほとんど見ることがない珍しい重機なので、そういった地域差があるのかもしれませんね。

以上、今回の「現場ではたらく機械」は「ポクレンについて」。

いやあ~何度口にしても、かわいい響きの重機ですよね。木魚を叩いてるようだし。

ポク(レン)ポク(レン)ポク(レン)ポク(レン)。

でわ \(^o^)/

(みやうち)

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