現場ノート



卵焼き、もしくは玉子焼き。

言わずと知れた、溶いた鶏卵に味付けをして食用油を引いた調理器具で焼いた、本邦を代表する料理です。

といっても、日本全国で共通しているのはそこだけで、その内容にはけっこうなちがいがあるのは皆さんご承知のとおり。

ご存知ない方に、ざっくりと関東VS関西という分け方で説明すると・・・(独断と偏見にもとづいてますが)

1.焼き方

・関東

若干焦げ目がつくほどにしっかり焼く

・関西

焦がさない

2.味

・関東

甘め

・関西

甘くない

ダシをきかす

3.姿

・関東

しっかりとした形でいくらか固め

・関西

中はふわふわ

箸でつかめば少しゆれる

どちらがよいかについては

それはもう食べる人の好みとしか言えませんが

いわゆる巨人大鵬卵焼き世代の真ん中で育ったわたしはどちらもOK。

もう玉子焼きを見ただけで

いやその名を聞いただけで食欲をそそられてしまいます。

という長い前置きのあと

月に一度の社内安全パトロールめし。

11月のそれは

田野町「食事処のむら」の

だし巻き卵定食。



これっていったい卵何個分?

決まってそういう疑問が誰かから出るほどボリューム満点ですが

なかはふわふわ

箸でつかめばふるふると揺れ

噛めば出汁がじゅわっと口中にあふれる関西風の美味王道だし巻き卵。

それに唐揚げと小鉢がつき

ふつうの人ならお腹がはちきれそうになること請け合いです。

でも

そんなだし巻き卵定食をあゝうまそうだなぁと思いつつも

少食のわたしは全部を食べ切れる自信がないため

いつも別のものを注文してしまいます。

ということできのうは・・


日替わりランチ(照焼チキン。ちなみに、ごはんは小)

え?ちょっと少なすぎるか?

という後悔が一瞬アタマをよぎったのですが

食べ終わってみればほどよい腹加減でごちそうさま。

満足して前をみてみると

同年輩

つまり同じく巨人大鵬卵焼き世代のTさんが

巨大なだし巻き卵をワシワシとうまそうに食べてます。

その姿を見ると

あゝ

次回はきっと必ずオレもアレを。

そう心に誓う辺境の土木屋64歳と11ヶ月。

「ごはん小」ならイケるかな?

(みやうち)

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