現場ノート

先週金曜日は、月に一度の社内安全パトロール。




一見すると、なごやかに談笑しているようですが、じつは真ん中のおじさん、両隣(主に右側の人)にシドーを入れています。淡々と、しかし容赦なく、シドーしています。

事ほど左様に、写真という「切り撮られた一瞬」は、まごうことなき事実ではあっても、真実とは逆を写し出してしまうことがあります。

それが写真の写真たるゆえんですし、だから写真は怖いしおもしろくもあるわけなのですけど、目に見えるものがすべてではないというのは、厳然たる真理としてあるわけです。

事務員のトシ子さんが撮った写真の数々を、「どれをインスタグラムにのっけようかな」などと鼻歌交じりで選びながら、そんなことを感じていたら、「あぁそういえば」と、あることに思いが至りました。

その日の昼間、パトロールの行程をすべて終え、参加者全員でランチを食そうと寄った先は、いつもの中岡家、慎太郎食堂。注文したのは、日替わりランチの「豚天あんかけ」です。

じゃん!



じゃじゃん!!



どうです?このヴォリューム感。

たっぷりの餡が全体をおおい、その上には玉ねぎとネギがてんこ盛り。メニューを見て注文したぼくらには、もちろんその中身が何であるかはわかっているのですが、このブツを一見するだけでは、何が揚げられているのか、まったく見当がつかないでしょう。

だが!しかぁし!!



あらかじめ入っていた切れ目に沿って箸を動かすと、そこにはトンと、それをカリッと包んだ衣。まずは餡がしみしみの中心部を選んで一口食せば、豚肉の力強い旨味が、それを引き立てる餡のやさしさといっしょに、口いっぱいに広がります。

そんなランチを思い出したのです。

ネギと玉ねぎ、そして餡におおわれて正体が見えない豚天と、なごやかな談笑に見えて、そのじつはお説教している状況写真。どちらも根っこは同じだと言えば、あまりにも牽強付会、こじつけが過ぎるでしょうか。

書いている本人も、そんな気がしないでもありません。

しかし、表面の事象にばかりとらわれていては本質を見誤る、これは真理です。

現場の安全もまた同じです。表面だけで安心し、それにアグラをかいていると、手酷いしっぺ返しを食らうこともよくあることです。

なんて小難しい講釈をたれてしまいましたが、この「豚天あんかけ」がまた、ご飯にあうったらありゃしない。食卓にあらわれた時は、少食のぼくですから、一瞬そのヴォリュームに、「食えるかオレに」と怖気づいたものですが、またたくまにキレイに完食。いつも心がけている腹八分目のモットーを、たまには違えるのもわるくないなと、大満足でした。

あれ?

なにが言いたいんでしたっけ?

結局とりとめもない話になってしまいましたが、ま、よしとしましょう。

あしたの担当はアヤカさんです。いつものように、ビシッと決めてくれるでしょう。でわ。

(みやうち)

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