地元奈半利中学校生徒の職場体験2日目。

大わらわで準備中の現場のみんなを所在なげに見つめるMくん
「今日は何をさせてもらえるのかなぁ~」
なんて感じでしょうか。
と
「そろそろやるよ」
I職長の声がけに
「ハイ!」
元気よく立ち上がり向かった先で渡されたブツは

ワルサーP38
(ルパンか!)
ならぬ
マキタ電動インパクトドライバー

赤い手袋にジャージの赤いラインのコンビネーションが決まってます。
インパクトドライバーを握りしめたところなんか、ちょっとデキる男みたいです。
で
さっそくミッション開始。

しかし
ガッ
という音とともに止まります。
「あれ?」
小声で言って首をかしげます。
おじさん、しばらく手を出さずに見ていましたが、どうやっても上手くいかないようなので、ちょっとだけアドバイス。
「ガッ、で止まらんと、ガガガガッってなっても回しつづけてみ、できるキ、だいじょうぶ」
無言でうなずく顔には心なしか緊張の色が
さっそく再チャレンジ

ガガガガッ
回りません
ガガガガガッ
ちょっとだけ回りかけたような気配が
ガガガガガガッ
チュルチュルチュル
ある一線を超えると滑らかに回りはじめました。
ニコッ
緊張がほどけたのでしょう
笑顔になって次のターゲットへと向かう彼を見ていたおじさんの脳内に、こんな言葉が浮かんできました。
未知なる事象を突如として理解してしまうのが『成長』であり、
蓄積した知見を時に喪失してしまうのが『老化』である。
「未知なる事象」を突如として理解して目を輝かせる。
そんな圧倒的に無邪気な「成長」を目の当たりにしたぼくは、さらに浮かんだもうワンフレーズをつぶやきます。
出来なかったことが出来るようになるのが『成長』であり、
出来ていたことが出来なくなるのが『老化』である。
おもむろに立ち上がり西の方に目をやると、こんな風景が目に飛び込んできました。

風薫る谷間の先に まばゆき海
励めよ少年
(ハゲた老人より)
