現場ノート

インフラDX大賞

といっても一般の方たちはほとんど知らないはずですし

同業者でもピンとこない人はたくさんいるでしょう。

なのでちょっとだけ説明しますね。

国土交通省では、インフラ分野において、データとデジタル技術を活用し、建設生産プロセスの高度化・効率化、国民サービスの向上等につながる優れた実績を「インフラDX大賞」として表彰し、ベストプラクティスの横展開を図っています。

おととい17日、その受賞者が発表されました。

合計33団体。

内訳は

国土交通大臣賞4団体

優秀賞27団体

スタートアップ奨励賞2団体。

その優秀賞のなかに

ナント

当社が選ばれたのです!




ほとんどが国土交通省の直轄工事

工事業務部門に入賞した全14件のうち

自治体発注はわずか3つしかありません。

かてて加えて

「スーパーゼネコン」大林組や

「中小建設業の星」砂子組を始めとして

名だたる会社がずらりと並んでいるラインアップのなかに

この田舎のちいさな会社がつらなっているなんて・・・

おじさん

ちょっとばかり感無量で

発表当日の夜はお酒がお酒がススムくんでした。

その興奮も冷めやらぬ翌朝

モネの庭へと行くと

前夜の雨のなごりが・・






もともと今回の工事では

水たまりができる箇所にオーバーレイ(アスファルト舗装の上にアスファルト舗装を重ねる工法)をするという設計ではあったのですが

細かい指示や特定された箇所があるわけではなく

現況確認と状況判断のうえ決定ということになっていました。

なもんですから

「おっこりゃイイあんばいじゃないか」

会社へ帰りチョークをもってきて

(今ごろの土木屋はかつての必須アイテムであるチョークを携行していません)

水たまりの外周をマーキング。




それはそうと

この面積はどうやって出せばいいんだ?

と思案していたとき

ある考えが思い浮かびました。

さっそくモッちゃんICT推進チーム長に電話します。



「かくかくしかじかやけど点群データでわからんかなぁ?」

「おもしろい、やってみましょう!」

二つ返事で引き受けてくれ

予定を変更してドローンを飛ばしに来てくれました。

あゝ持つべきものはよい部下です。

結果は・・・


ばっちり!

これで場所の特定ができ

数量を把握することもできて

調子に乗ったおじさん

思わずモッちゃんに言いました。

「こんなんが普段づかいのICTやで!」

よもやこれが

「インフラ分野において、データとデジタル技術を活用し、建設生産プロセスの高度化・効率化、国民サービスの向上等につながる優れた実績」

などとは口が裂けても申しませんが

こういう積み重ねが自分たちの仕事の仕方を変え

ひいてはそれがよいモノづくりにつながっていけたらよいな

などと

インフラDX大賞受賞の喜びついでに

そんなことなどを思い

ついついニンマリしてしまうおじさんなのでした。



最後になりましたが

今回の受賞は

発注者さんや地元住民の方々

そして工事に直接携わってくれた人たちなど

関係してくれた皆さんのお陰以外なにものでもありません。

皆さん

どうもありがとうございました!

(みやうち)

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