現場ノート

わが社の朝は社長以下技術者技能者の事務員以外全員参加の朝礼から始まるのですが

その前にアイドリングタイムがあって

三々五々あつまってきた社員各々が

それぞれの場所で

仕事のこと

趣味のこと

などなどを話しています。

今朝

そんな時間に出たキーワードが

「つんがけ」

キョトンとしている若者にはかまわず盛り上がるおじさんたちを代表して

この場を借りて説明すると

「つんがけ」とはクルマの「押しがけ」のこと。

バッテリーが弱ってセルモーターが回らないとき

人や下り坂を利用してタイヤを回転させ

その動力をエンジンに伝えて始動させる緊急手段です。

もちろんこの方法は

その理屈からいけば当たり前のようにマニュアル車のみで有効。

AT車では燃料ポンプや制御システムに電力が供給されないため

「つんがけ」でエンジンをかけることはできません。

AT車

つまり

昭和のことばで言えば「ノークラ」です。

「ノークラってわかるか?」

誰かが若者に質問をします。

「???」

「ノーブラちゃうぞ(笑)」

とくだらないオヤジギャグを飛ばし

ギャハハと笑うのは誰あろう最長老のぼくです。

ノークラといえば・・・

パワステってわからんやろなぁ

初めてパワステのクルマに乗ったときの感動

懐かしさにひたるぼくに

「そうそうパワーウィンドウとか」

となりのおじさんが同調します。

ふと気づいてみれば

おじさんふたりの盛り上り度がアップするのに反比例するかのように若者たちは・・・

いいじゃないですか

たまには思い出に浸るのも

あゝ昭和は遠くなりにけり。

(みやうち)

画像は生成AIが作成したものであり実在の人物や団体とは関係ありません

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