現場ノート

きのうの朝

会社に着くと

数名が集まって何やらしています。



何かを拾い集めているようです。

近づいてみました。



ガラスの破片です。



倉庫の扉がこわれていました。

「きのうの風?」

きくと

「そうです」との答え。

いやーすごかったですねえ。

一天俄に掻き曇り雷雨車軸を流すが如く

とはあのことで

切り裂かれた雲間から金色の爪を閃かせて龍が空へ昇っていくかのような雷と

龍が巻き起こした風が突風となって吹き荒れる様は

まるで魔界に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えるほどでした。

と、ちょっといつもとちがう表現をしてみましたが、すんません、白状します、パクリです。

(→芥川竜之介『竜』

いやー^^;それはいいとして

現場にわるい影響が出なくてさいわいでした。

女ごころと秋の空

女性の気持ちが移ろいやすいことを意味する慣用句ですが

なになにどうして

春の空も変わりやすいことでは甲乙つけがたいものがあります。

人間なんてちっぽけなもの。

だから、謙虚に畏敬の念をもって、自然とつきあっていく。

粉々になったガラスの破片を見て

そんなことを思わされたきのうの朝でした。

でわ (^O^)/

(みやうち)

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