現場ノート



窓の外で

仲間とたのしそうに談笑するジュンさん。

ほぉ

ええ顔やないの

とiPhoneのシャッターを押すぼくに気がつき・・



「ちょっと~、著作権がありますよ。無断で撮らんとって(笑)」

部屋のなかへ入ってきて笑いながらクレームを言った彼に説明するぼく。

「いやいや、著作権をもっちゅうがはオレ、アンタにあるのは肖像権」

「オレが撮った写真は、オレの作品なのでオレに著作権がある」

「でもアナタには自分の承諾なしに撮影や公表をされたりしない権利がる。それが肖像権」

「けどインターネット顔出し許可はすでにもろうちゅうのでオッケー」

「おわかり?」

すると

「ま、冗談ですけどね」

と言ったあと

「どんな写真を撮ったんですか?見せてくださいよ」

とジュンさん。





「え?iPhoneでこんな遠近感を表現した写真が撮れるんですか?」

「撮れるよ、アンタのスマホはなに?」

「iPhoneです」

「どれ、貸してみ」

「ほれ、ここにポートレートってあるやろ?これで撮る」

「けど倍率が等倍と3倍しかなくて・・・」

「え?まって。これ5倍があるやんか!」

「これってあたらしいが?」

「うん、16Pro」

「えーしかもMaxやんか!」

(iPhone15ProMax以降はポートレートモードに光学5倍ズームがあります)

パチリ!

「お、画質もええし」

(iPhone16ProMaxはメインレンズが4800万画素、望遠レンズが1200万画素、ぼくが使っている13ProMaxはすべてのレンズで1200万画素です)

「まあええわ。で、これがポートレートモードで倍率はここで変えて、明るさはここで・・・ちょっと撮ってみるで」






「で、この機能のすぐれたとこは、とりあえずポートレートで撮ったら、どこにピントを合わせてどっちをボカすかをあとから編集できるとこ」

「うしろにカメラがいっぱいあるろ。この映像から深度の情報をとって奥行きを判別するわけよ」

「ほれ、やってみ」






「うわーすごいですね~」

「そうよ、ちゃんと機能を知っちょかんと、せっかくの最新機種が宝のもちぐされぞ、そういうのを猫に小判という」

なんて自分も知らないことがたくさんあるくせに

(むしろ知らないことの方が多くて使いこなせていない)

エラそうにレクチャーをしながら

なんでも知ってるかのようにふるまうおっちゃん。

知ってることは120パーセント出力

知らないことも知ったかぶり

これがオイラの生きる道。

まったく

あいかわらず調子のよいオヤジなのですよ😂

(みやうち)

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