
既にある盛土法面を
草が生えないようにコンクリートで覆う。
いわゆる
張りコンクリート
ってやつですが
これがまあ
施工がむずかしいんです。
なかなかキレイにならない。
この現場も
最初は左官屋さんに頼んだんですが
「やだ」
と断られました。
理由は
「ちゃんとした仕上げができないから」
で
仕方なしに直営班で作業することに。
そこで一計を案じたのが職長のゴーさん
土羽(どは)打ち(※)用のバケットを使って表面を仕上げることにしました(人力併用です)。
※土羽とは?
→ 当ブログバックナンバーより 『土羽を打つ』
土羽用バケット(通称ドハバケ)
下の面が地面や法面を仕上げる部分です。
↓↓

画像出典:バケットランドショップ
できあがりを見ると
さすがに本職が手で均すところまではいきませんがまずまずの仕上がり。
しかも
機械でやるもんですから
スピード的にはコッチの方が数倍上。
ナルホド
これでよいのだと感心しきりなおじさんなのですが
そこで思いついたことがひとつ。
これって
こういう現場じゃなくて
新設の道路とかで位置とか勾配とか定まったものがあるときは
ICT土工をやる要領で
GPSもしくは自動追尾式の測量器を用いたマシンガイダンス機でやったらいいかもしれないなぁ。
て
この広い日本には
たくさんの数の土木人たちがいるんですもの
そんなことは
とっくの昔にどこかの誰かが思いついて実行してるんでしょうね。
でも
別にイのイチバンにやるからエライわけでもなく
(まあまあエライんですけど)
遅れてついていったからダメなわけでもなく
そのアイデアを
自分たちの仕事にどれだけ役に立つようにするか
その思いつきが
自分たちの仕事にどれだけ役立ったか
大切なのはそこ。
そして
もっと大切なのは
そういった行為の繰り返しや積み重ねから
自分たちの仕事の仕方を変えていくこと
あるいはその模索。
エラそうに言わせてもらえば
そこがデジタルによるトランスフォーメーションの要諦なんじゃないかなと思うわけです。
あらあら
ほんのちいさな思いつきを
ホントにエラそうに
そして
むちゃくちゃ大げさに語ってしまいました。
ともあれナイスアイデアじゃないですか。
これからも
たのんまっせ~~ (^O^)/
(みやうち)