現場ノート



今月の安全パトロールはあいにくの天気

そぼ降る雨のなかで

安芸土木事務所発注の5つの現場を回りました。

(うち2つはほぼ完了ですけどね)

イチバン山奥にある

瀬戸ヶ谷川砂防メンテナンス工事からはじまって

南西方向に海へと向かう道をくだりながら

うち3つが完了し

柏木1号橋と2号橋の2つの現場を残すのみ

となったあたりでちょうど昼前。

ということは・・

もちろん選択の余地なし。

慎太郎食堂一択ですよね。




ちょうど折よく雨もあがって

いざ店内へ。





味噌汁の湯気と

店主ご夫婦の笑顔に

冷えた身体が

なんだかほっこりとしたような。

そんな気がして

迷わず注文したのがコレ。




だし巻き玉子定食。

これまで周りのひとたちが

美味しい美味しいと言って食べるのを横目で見ながら

なぜか

一度も注文したことがなかった

だし巻き玉子定食。

満を持してやっちゃいました。

これがまたご飯に合う!

関西風の薄口醤油の出汁なんですが

塩気が効いてるので

ご飯に合う!

でも

それが王道の関西風。

そもそも

「だし巻き」を定食として提供する

というのは関西にしかないらしく

(今は知りませんが)

関東ではご飯のお供として認知されてないのが「だし巻き」。

それがなぜ関西では定食になるかというと

その秘密は薄口醤油の出汁にある

とわたしは思うわけです。

たとえばうどんのスープ

なんかもそうですが

東日本に住むひとたちには

「関西風は薄い」

と思われてるようですが

十代後半から6年ほど関西に住んだわたしの認識では

色は薄いけど味はけっして薄くない。

ここのだし巻き玉子がまさにソレ。

だしが効いた

しっかりとした薄口醤油の味わいが

ふわっふわの卵焼きにからめば

ご飯に合わないはずはない!


そしてその

ふわっふわっ。

よくあらかじめ切られて出てくる出し巻き玉子がありますが

ここのは丸まま

卵焼き器でまとめられたそのままが

ど~んと皿にのっかっています。

でも

これもまた関西風。

いや

これぞ関西風。

王道のだし巻き玉子定食です。

たぶん日本酒

しかも燗酒にも合うんだろうなぁ

などと想いを馳せつつ

満ち足りたお腹をさすりながら

「ごちそうさま!」

表に出ると ・・・



なんだか少し春の気配。

ヨシ!

お次は3月桜の季節

そのときには

アノだし巻きをご飯の上に乗っけて

いっしょにカッ込むぞ!!

ひとり静かに決意するおじさんなのでした。

(みやうち)

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