現場ノート



長谷川にかかる3つの橋の補修工事。

今日はそのうち最も奈半利港に近い天神橋現場からです。



この写真だけをいきなり見せられたら

橋の下で寝っ転がってる作業員さん

としか見えません。

でも

よ~く見ると

ピックハンマを手にしてますよね。

では角度を変えてみてみましょう。



コンクリート製の橋げたを斫(はつ)っています。

高さが1メートルにも満たない作業空間での斫り作業。

想像しただけでもキツそうです。

見るともっとキツそうです。

実際にやると・・・

そりゃもう大変な作業です。



で作業の完了がこの状態。



鉄筋がコンクリートの面に直に接触していて

サビが表面に出てきてたので

その部分を斫って

問題となる鉄筋を内側へ叩き込み

鉄筋とコンクリート面のあいだ(かぶり)を確保した上で

さらに鉄筋にサビ止め剤を塗ってからモルタルで補修していっちょあがり。

断面修復工という種類の補修方法のひとつです。

こうやって

橋の下での一つひとつの補修を終わらせていき

この先ずっと長持ちする橋へと生まれ変わらせる。

地味な仕事です。

根気のいる仕事です。

でも

ゼッタイ必要な仕事です。

誰かがやらなければ

皆んなのふつうの暮らしが保てません。

橋の下からふつうの暮らしを支える人たち。

かっこいいなぁ

とわたしは思うのです。

(みやうち)

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