奈半利港に直接流れ出る小河川は
奈半利町内にいくつかありますが
そのなかでも代表的なのが
奈半利のてっぺん米ヶ丘を源流とする長谷(ながたに)川。
その長谷川にかかる3つの橋を
補修と補強をして長持ちさせる工事がはじまりました。
3つの橋とは
上流から順に
長谷川橋
長谷橋
天神橋。
下の画像のような位置関係です。
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/橋梁補修お知らせ-1024x719.jpg)
まず手始めは
国道55号にもっとも近い長谷川橋の
ブロック積み護岸を取り壊す作業から。
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/D0106002-1024x768.jpg)
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/D0107020-1024x768.jpg)
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/D0107036-1024x768.jpg)
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/D0107018-1024x768.jpg)
縁端拡幅(えんたんかくふく)工のとっかかりです
「えんたんかくふく」工というのは
橋げたが乗る台座を広げ
地震が起きた際に
橋落ちるのを防ぐための工事の呼び名です。
橋げたが乗る台座のことを
沓座(しゅうざ)とも呼ぶので
沓座拡幅工
と呼ばれることもありますが
今回の設計図書では
縁端拡幅工
となっています。
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/2023-01-09.png)
ところで
日本全国における
建設後50年を経過した橋の割合は
2021年3月末時点で約32パーセント、
10年後には約57パーセントに増えると言われています。
![](https://isobegumi.com/wp-content/uploads/2023/01/2023-01-09-1-1.png)
またその他に
建設した年が不明の道路橋が全国で約23万橋あり
これらの大半が市町村管理の橋長15メートル未満の
ちいさな橋だそうです。
わたしたちが
ふだん何気なく通っているちいさな橋。
時には
橋を通っているという感覚すら受けないぐらい
ちいさな橋は
ふつうに
あたりまえに
日本全国津々浦々にたくさん存在しています。
それらを補修補強して
長持ちする橋に変身させる。
地味でちいさな仕事ですが
今という時代の日本にとっては
必要で欠かすことのできない
大事な仕事です。
そして
けっしてどまんなかストレートではありませんが
今という時代の土木では
必要で欠かすことのできない
大事な仕事です。
ちいさなことからコツコツと
がんばりましょう!
(みやうち)