現場ノート



みなさんは使いませんか?

たとえば山をカットするときなど

現実は

図面に表示されている断面のように

そんなにスパッと切れるもんじゃないんですよ

というのを表現することば

「トーフを切ってるわけじゃないんだから」

「トーフを切るようにはいかないんだから」

わたしはよく使います。

ところがドッコイ

エンヤとっとうんとこどっこいどっこいしょ。

つくったコンクリート構造物が

スパッと

しかも瞬時に切れるんです。

まず

構造物を地上レーザー型スキャナでスキャニング

(もちろんドローンでもOKですが今回はTLSで)

とったカタチを点群データにして

点群処理ソフト上で欲しい断面をスパッと切る。

堤軸方向



お次は堤軸直角方向



そしてそれを

図面で要求されている寸法と対比して出来形の精度を確認します。



この方法だと

危険な思いをして

えん堤の上で寸法を測らなくても

パソコン上で確認や検査ができますよね。



発注者からの指定でも

監督職員から要望されたわけでもなく

こんな方法もありますよ

っていう試行に過ぎませんが

せっかくの先端技術ですから

試してみない手はないですよね。

ということで





琵琶ヶ谷川砂防工事

昨年度のえん堤背面土砂取除き工事につづき

今回は既設えん堤補強(コンクリート腹付け)工事が竣工しました。

最終の鋼製スリット工事をはじめる前に行う完成検査は明々後日8日です。

それに先立ち本日は社内検査。

検査員は

自称仏よりやさしい

他称鬼よりこわい

不肖みやうちでございます。



なんだかんだと苦労を重ねた工事ですから

ふだんよりいっそうマジメに

精一杯つとめさせていただきます。

では。

(みやうち)

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