現場ノート





瀬戸ヶ谷川砂防メンテナンス工事現場

ご覧のように山奥の小渓流のなかにあって

川のせせらぎと

緑の木々に囲まれて

見るからに涼しそうなところなんですが

そこはそれ南国土佐の高知

しかも季節は

なつ!

ご多分にもれず

暑いのは暑いわけで

この日の外気温も35℃超え。

そこで

色々さまざまな熱中症対策をしているわけですが

あらたに導入したのが

和田根固めブロック工事現場で好評だった

ミスト付き扇風機。



ところでみなさん

これって「蒸発冷却の原理」を応用しているって知ってました?

水が蒸発するときに周囲の熱を吸収することでまわりの温度を下げることができる

という「蒸発冷却の原理」は

古くから生活のなかで使われてきており

その一例が「打ち水」

今ではあまり見られなくなりましたが

じっちゃんが子どもの頃なんかは

「しつをうつ」

て言って

(土佐弁?たぶん)

夏ともなれば

そこらあたりでフツーに行われていました。

いわば

日本古来の伝統的な冷却方法です。

その「蒸発冷却」と扇風機を合体させたのがミスト扇風機。

これは

1970~80年代にかけて

工場の冷却装置として使用が広がったと言われています。

じゃあ

エアコンとおなじ?

っていう疑問がわきあがりますが

冷媒ガスを使って熱を吸収し、室外に排出することで部屋のなかを冷やすエアコンに対し、

ミスト扇風機は

水の蒸発による気化熱を利用して冷やします。

つまり

閉鎖空間を冷やすのに適しているエアコンに対し

屋外や半屋外の広い空間での使用に適しているのがミスト扇風機

ということです。

ハンパなうんちくはさておき



みすと~~~~

な風に冷やされて




温度はみるみるまに27℃台まで。

さらに




スポーツドリンクなどで

身体を内側からも冷やして

さあ

やるよ!






心なしか

作業する顔も爽やかげに見えてくるような・・・

ということで本日も

ミストで冷却

こまめな休憩

水分補給で

ご安全に!

(みやうち)

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