瀬戸ヶ谷川砂防メンテナンス工事です。
チッピング。
古いコンクリートにあたらしいコンクリートを打ち継ぐ場合
古い方を削って面をザラザラにする必要があります。
いちおう
何センチ削る
というのが設計書で指示されているのですが
実際問題として
これってなかなか測ることができないんですよね。
(これまでは)
そこで登場。
必殺地上型レーザースキャナ。
チッピングのビフォーアフターを不キャニングして
データを重ねて比較すると
前後の差が色分けされて表示されます。
比較結果が
向かって右のヒストグラムです。
設計値の中央にデータが集中する
ほぼ正規分布のヒストグラムです。
同じ方法で
第1垂直壁と第2垂直壁でも確認しました。
一昨年施工した
琵琶ヶ谷川砂防堰堤改築工事でも同様に
チッピング前後を比較したのですが
そのときは
チッピング後の点群データと
チッピング前の設計データとを比べたもので
つまり
点と面の比較
今回は
点と点の比較なので
より細かく正確に比べることができました。
といっても
チッピングっていう仕事そのものが
そんなに精密さを要求されるものではないので
そこまでするか?
と言われれば
いや
必ずしもしなくてもよいんじゃないでしょうか。
と答えるしかないんですけどね。
じゃあなぜやるか?
ちいさなことでもICT
何気ないところでもICT
こういった試行錯誤が
きっとあしたへつながってゆく
そう思うんですよね。
以上
小規模工事のICT
「レーザースキャナで取得した点群データによるチッピング前後の差分比較」
の巻でした。
(みやうち)