現場ノート

先日から修正を繰り返していた柏木IC(ラウンドアバウト化)工事の3次元モデルが完成しました。

今日はそれを持って、発注者のお手伝いさんとして県警本部へ赴き、標識や路面標示の調整協議をしてきます。

と、そう書けば至極順調にものごとが進んでいるように聞こえますが、そこはそれ、いつものように山あり谷あり七転八起、何事もなくスムーズに進捗することなど、めったにないわけでありまして・・・

話しは先週末にまでさかのぼります。

「できたかな?」

とモデルをぐるぐる回してチェックしていたときのことです。





アチャーいかんやんか!

ディスプレイに表示されている路面標示に思わず苦笑してしまいました。

「ゆすれ」

そうです。そこはもちろん

「ゆずれ」

でなければなりません。

そうです。濁点が抜かっていたのです(実際には舗装の下に沈んで見えなくなっていたのですが)

即座に脳内に降りてきたのは、いにしえの人気TVプログラム、大橋巨泉が司会をして竹下景子や「はらたいら」が活躍した、あの『クイスダービー』のなかでよく出されたお題。

「世の中は澄むと濁るで大違い・・・」

という上の句に回答者が下の句をつけるというアレ、身近な例えをあげると

「はけ(刷毛)に毛があり、はげ(禿)に毛がなし」

というアレです。

さっそく、アタマをひねってみました。

数秒後、こんなんできましたケド。



世の中は澄むと濁るで大違い

道を「ゆずれ(譲れ)」が金を「ゆすれ(強請れ)に

環状交差点(ラウンドアバウト)の基本精神は「ゆずり合い」。いわば人に優しい交差点がラウンドアバウトだと言えましょう。

あゝそれなのにそれなのに。

濁点を抜かしてしまったばっかりに、「ゆすりたかり」を推奨し、それが横行する無法地帯になってしまったという...3Dモデル作成の大詰めで気づいた他愛もないミスと、それをキッカケとして思い出した昭和のテレビ番組とに、ニタニタしながらスキンヘッドをボリボリと掻く辺境の土木屋。夏の日の一幕なのでありました。

(みやうち)

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