現場ノート

当社の安全パトロールには

事務員さんの参加が必須です。

そして

技術畑以外のひとの目線で見た現場の

感想その他もろもろを

報告書

という形で提出してもらい

よりよい現場づくりに活かしていけたらいいな

と考えています。

ということで今日は

去る22日のパトロールに参加したトシ子さんの報告書から

「この前

AR?で見せてもらった足場の本物がそこにありました。

初めて見たのにそうでないような不思議な感覚です。」

その現場とは


柏木2号橋A1橋台工事現場。



そうそうそういえば

彼女にも現場の4D(3次元+時間)を見てもらったことがありました

ちなみに

AR=拡張現実

現実世界にバーチャルな3次元モデルを重ねること

VR=仮想現実

現実世界をもとにつくったバーチャル空間に自分が没入して体験すること

先日、彼女に体験してもらったのはVR

バーチャル・リアリティ。

こんな仮想空間に入ってもらいました。



「完成形をイメージしろ」



ぼくたち技術屋は

そう教えられ

それができるようになるために

トレーニングと研鑽を重ねていきます。

そして

現場と設計図書を見れば

ある程度正確にイメージができるようになると

そのイメージに向けモノづくりを進め

ふむふむ

思ったとおりだわい

とか

ちょっとちがったな

とか

色々な思いを抱きつつ

さまざまな事をクリアしながら

イメージの修正を重ね

工事を完成へとみちびきます。

その道の途中で問題となるのが

未来が見えるひと

未来が見えないひと

とのイメージの相違。

それは技術力のちがいや理解力の差

あるいは経験の有無や多少

などから生まれるもので

そこにはどうしても埋めがたい溝が横たわっていたりして

それが問題の根源となってミスの原因となる

っていう例を

ぼくは数多く体験してきたし

それによって

ずいぶんと歯がゆい思いや手痛い失敗もしてきました。

なので

それを解消する一助にしたいのが3次元モデル

そして

それを使ったARやVR

というわけなのです。

ですから

「初めて見たのにそうでないような不思議な感覚」

そうそう

それを体験してもらいたくてやってるものなので

まさにそれが正しい感覚

見てもらったコチラにとってはうれしい感想。

仮想と現実を

行ったり来たりしながら

よりよいモノづくりを目指す。

これが

今という時代の土木工事のひとつの在り方なのです。

なので

これからもまた

ちがう目線や観点からの批判や非難やアドバイスを

ぜひぜひお願いしたいと

切に切に思うわけです。



トシ子さん

次どこ入る?

(みやうち)

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