現場ノート





国道493号北川道路

柏木1号橋A2橋台現場

昨年27日

当社の仕事納めの前日の様子です。

壁高欄のコンクリート打ちが終わりました。

壁高欄・・・「かべこうらん」と読みます。

橋梁用の防護柵のことをそう呼びます。

高速道路や自動車専用道路では

特にじょうぶな欄干が必要なので

コンクリート製の壁でつくることが多いのです。

赤丸で囲んだところです。

↓↓



その壁高欄のコンクリート打ちが終わりました。

上の画像を見ればわかるように橋台のてっぺん。

つまり

橋台本体では最後のコンクリート打設でした。

年が明け

仕事始めの1月4日。




型枠をバラし始めました。

最初にコンクリートを打った日から数えて

44日が経過しています。

最後のコンクリートを打ってからは8日です。

じつは

ここに「工程管理の妙」があります。



8日

といっても

そのあいだは丸々正月休み。

たとえば最後の打設が1月4日になってしまうと

型枠が外せるようになるまで8日間を

じっと待っていなければなりませんが

正月休みの期間をそれに当てると

実質2日後から型枠をバラすことができるようになります。

つまり

約1週間の工程短縮ができた

とイコールなわけです。

これってじつに単純なことなのですが

じつは

その計画が実現するように作業や管理を進めて

実際そのとおりになるというのは

それほど簡単なことではありません。

そういう意味で

「工程管理の妙」

なわけです。

これを中心となって指揮管理したのは

「カレンダーを見ながらプランやスケジュールを考えることが

どんな酒肴よりも最上の酒のツマミとなる」

という人で

そのため別名を

「カレンダーを肴に晩酌を飲る男」

と呼ばれています。

(呼んでるはわたしだけですケド^^;)

さすがに最近は

オンタイムとオフタイムをスパッと切り替え

そんなことはしないようですが

長いあいだ積み重ねてきた経験と

それによってできた勘と技術が

こんなふうに

「工程管理の妙」を

なんなく実現させてしまうのです。

いやー

たいしたもんですなぁ。

(みやうち)

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