現場ノート



さて

これはいったい何でしょう?



クレーンの過巻き防止装置のワイヤーです。

過巻き防止装置とは

フックを最上限まで巻き上げたときの

ワイヤーロープの巻き過ぎによるクレーンの破損や

ワイヤーロープ切断などによる吊り荷の落下事故を防ぐ安全装置。

こんなんですね。

(一般社団法人日本クレーン協会HPより)



それにしても・・・



誰かが噛みちぎったような痕跡があります。

そこで

やおらクレーンに近づいたのが

折よく現場を訪れていた名探偵トシ子。


ブームの先端を確認し

証拠写真をパチリ。




そこには小動物の足跡が

ハッキリくっきりと残っておりました。

「タヌキやな」

誰かが言います。

たしかに

タヌキのようですが

念のため画像検索でググってみました。



(害獣駆除110番『画像でわかる動物の足跡と種類の見分け方!判明後の対処法も解説』)



タヌキ確定!

「へ~~~そんなことあるんですね」

不思議がるトシ子さんに

現場からの通報でやってきた修理屋さんがひと言。

「けっこう多いがよ」

「へ~~~多いがや」

今度は数人がびっくりポン(古いか^^;)です。

ということで

首をひねりひねり対処策を検討。

「ピカピカってどうよ!」

誰かの提案にみんなが賛同。

ん?

ピカピカってなに?って??

あ、そうですね。

「ピカピカ」は土木専門用語(しかも一部の地方でしか通用しない)でした。

ではお教えしましょう。

じゃん!!




夜行性のタヌキが相手となれば

とりあえず発光性のものを置いて近づかせないようにしてみよう

というこのアイデア。

それから二晩が過ぎましたが

今のところ被害はないようです。

とはいえ

山村での暮らしや仕事には

こんなことは付きもの。

こういった感じで

イタチごっこ

いや

タヌキごっこ

たぶんこれからもつづいてゆくのでしょうが

それにしても・・・



コレって旨いのか?



タヌキこころが

まったく理解できないおじさんなのでした。



(みやうち)

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