現場ノート




先週末

川面を見つめながら自分自身の行動をふりかえり

後悔の念が押し寄せているのか

独りたそがれているシントくん。

ではここで

それまでの軌跡を

あらためてふりかえってみましょう。

9月25日(月)

1回目の渡河。

長靴でも渡れるほどの浅瀬を見つけメンバー全員で歩いて対岸へ。

ざんねんながら彼の長靴は少し短く、ルート選定に失敗して長靴内に浸水。

9月29日(金)

2回目の渡河。

前回の失敗に懲りたシントくんは、自宅からサンダルを持参して再チャレンジするも

川底の石が苔ですべりやすいのを念頭に入れておらず

4回コケて下半身がビショビショに濡れる。

一方、同行したルーキーくんは準備万端。

しっかりとウェーダーを着用して余裕で渡り切る。

そして迎えたきのう10月3日月曜日。

ついにウェーダーを着用したシントくん。



前回までとちがい

危なっかしいそぶりも見せず

悠々と渡りきったのでした。

ん?

最初からそうしときゃぁわけないじゃないか?

いえいえそれはチトちがいます。

思い起こしてみてください。

生物学における「進化」のプロセスを。

進化は自然淘汰によって、つまり「取捨選択の繰り返し」によって起こります。

適応力の強い個体が生き残り子孫を残します。

すると、その中から突然変異によってさらに強い個体が生まれ、次々と世代を重ねて進化が進みます。

言い換えればそれは「試行錯誤のちから」です。

長靴をサンダルに

サンダルがウェーダーに

この試行錯誤こそが

典型的な「進化」のプロセスなのです。



って

そんなたいしたもんじゃないですけれど

なにはともあれ

3度目の挑戦で渡河作戦成功。

おめでとうございました!!

(みやうち)

(撮影:RG監督)


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