瀬戸ヶ谷川砂防
古い堰堤の水通し(放水路)部分です。
凸凹なんですよねえ。
65年もの年月
ずっと水の流れに耐えつづけてきたんだから
それもあたりまえ
といったらあたりまえで
だから今回の補強工事をする理由があるわけですが
ではこの凸凹が
いったいどれぐらい凸凹で
凸
と
凹
の差が
いったいどのくらいあるか
これをひと目見てわかるようにするには
どうすればよいか
これまでなら思い悩むところだったんでしょうが
今なら一発回答。
そう
アレを使うんです。
ふつうはちがう用途に用いるアレを。
そう
ヒートマップ。
こうすると
凸と凹の差が最大約10センチもあることが
はっきりとわかります。
そもそもヒートマップ(Heat map)とは
大量の多次元データの関係をひと目で指し示すために、温度を「色とグラディエーション」で可視化するサーモグラフィーのように「見える化」して解析する方法。
現在はさまざまな分野で使われていて
なかでも有名なのは
Webサイトの各ページでユーザーがどのような行動や反応をするのかを表現するツールですが
わが公共土木分野では
できあがった構造物と設計データを3次元上で比較しその差を可視化して
出来形管理に用いるのがフツーの使いみち。
なんですが
せっかく手に入れた便利なツールですもの
ナントカ要領とかカントカ基準とかに示された使い方だけに限定してしまうのは宝の持ち腐れのようなもの
(ってまあそれはヒートマップだけに限ったことでもないですけどね)
なので当社では
ふだんからいろいろな使いみちを探っていて
そんなもんですから
そうやアレ
アレを使ってみようや
と
すぐに活用決定即実行
となったわけです。
と
そこでよからぬ妄想を思い浮かべるオヤジがひとり。
アレってどうよ?
あのアタマの凸凹を
ヒートマップにしてみたら・・・・
設計データはあるんか!!(爆)
頭上斜め45°からの別の自分の一喝で
ハタと妄想から目を覚まし
現実に戻ったじっちゃんは
それでも未練がましく独りごちるのでした。
ワシつくってもええけどなぁ・・・(ヒマか! ^^;)
(みやうち)