現場ノート


「ニュートリノ」ではありません。

「ニュートンの」でもありません。

「ニュートンノ」です。

2002年

ごめん・なはり線が開通すると同時に

奈半利駅の3階にイタリア食堂トンノがオープンしました。

以来22年

海沿いの町である奈半利で

地元食材を活かした料理の数々を提供し

ちいさな田舎町のイタリアンレストランとして

地元民のみならず観光客にも人気を博してきたそのトンノですが

人材不足やスタッフの高齢化などもあって事業継続を断念。

後継者を募集していたところ

無事に引き継いでくれる人があらわれ

この3月から営業をはじめています。

そんなこともあって

今月の安全パトロールランチは迷わずトンノ

店に入るなり




カウンターに並べられた野菜が出迎えてくれました。

サラダバーのようです。

ランチメニューから注文を済ませると

さっそく皆でレッツサラダ。

といっても

もちろん

サラダバーという名前も教えてもらってはじめて知ったおじさんは

こんなハイカラなシステムには慣れてなく

「先いって。マネするから」

若いひとがするのを見よう見真似。




ゲットしたのは

オクラとブロッコリーとカリフラワーと人参スライス

ブロッコリーとカリフラワーという

似た者同士を選んでしまったのに

若干のミス感をおぼえつつも

胡麻のドレッシングをかけて

「いただきま~す」

うん新鮮

ここのサラダ

なかなかいけます。

ほどなくするとメインが到着。





おじさんがチョイスしたのは・・・

メニューの名前

メモするのを忘れた (。>﹏<。)

正式名称はともかく

鶏ラグーのパスタです。

鶏肉といっても

使っているのは挽き肉ではなく

肉を細かく刻んだもので

その食感がクセになりそうな感じ。

そのラグーソースが

手打ちの平たいパスタにからみます。





濃厚なラグーソースが

もちもちっとしたパスタにからみ

大きくカットされたネギの香りがアクセントとなって

口いっぱいに広がります。

思わずトレビア~ン

って

ここはイタリア食堂トンノ。

とくれば

やっぱりブオーノでしょ (^O^)/

少食のおじさんにはちょっとキツイかな

と思ったのですが

案ずるより産むがやすし

あっというまに完食し

ドリンクサービスのグレープフルーツジュースで口をさっぱりさせていると

「あ、汽車が」

誰かが外を指さします。





折よく奈半利行きの列車が駅に到着しました。

(ちなみに高知では、路面電車と新幹線以外はぜんぶ「汽車」と呼びます)



そう

奈半利駅は

ごめん・なはり線にとっては終着駅。

でも

見方を変えれば始発駅でもあります。

終着駅は始発駅

人生のそれぞれに

終わりがあれば始まりがあり

出会いがあり別れがある。

ということで

22年間ありがとうトンノ

そして

希望を乗せてニュートンノ

しゅっぱつ進行です (^_-)-☆

(みやうち)

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