コレ
なんだと思います?
場所は北川村平鍋。
国道493号の下を横断するボックスカルバートに
何やらたくさんの器具が等間隔で刺さっています。
この器具の名前は低圧注入器。
(『補修補強.jp』より)
注入用器具を、ひび割れの上に取りつけて樹脂を注入する工法で
細かいひび割れでも完全に注入することが可能で
ひび割れによって劣化したコンクリートを一体化して復元します。
また
それによって
雨水や炭酸ガスなど
コンクリートにわるい影響を与える因子が内部へ侵入するのを防ぎ
コンクリートの耐久性を向上させます。
注入材には
エポキシやアクリルなどの有機系樹脂や
ポリマーセメントモルタルなどの無機系材料が用いられますが
今回発注者から指定されていたのはエポキシ樹脂でして
そこで使ったのがコレ。
ご存知コニシボンドの可とう性注入用エポキシ樹脂
「ボンドE2420」です。
「可とう性」っていうのはどういう意味かというと
「物体が柔軟であり折り曲げることが可能である性質のこと」(『IT用語辞典バイナリ』より)
可とう性の平仮名の部分「とう」を漢字であらわすと「撓」つまり「たわめる」。
可とう性を英語で言うとフレキシビリティー。
そのことからわかるようにこの注入材は
「可とう性」があるため動きのあるひび割れの防水や
あらたなひび割れ発生を抑える効果があります。
期待を込めて見守る職長さん。
さあ
「入っていけ~、入っていけ~」
そして
「つよくな~れ、つよくな~れ、つよくなって、みんなを守れ~~~!」
日本列島365日
道路はこうして守られている。
でわ。
(みやうち)