現場ノート


森林管理道島日浦線工事

コンクリート擁壁の床掘りのあと

基礎材となる栗石の敷き均しが終わりました。





今日から

この丁張りにしたがって型枠を組み立てていきます。

山を切る作業はチョーハリレスで行いましたが

今回は従来のように細かく丁張りを入れてます。

どうして?

と現場担当者にたずねると

理由はふたつ。

ひとつはコンクリート擁壁の基礎が栗石なので凸凹なため

現地に落とした擁壁の位置が狂いやすく

しっかりとした目安にならないため。

もうひとつは

どのようなカーブになるのかを

現地に落としたもので皆に確認してもらうため。

ナルホド

いいじゃないですか。

その手法が古い新しいにかかわらず

ひとつのやり方にこだわるのは褒められたものではありません。

現場は生き物。

イチバンの悪は執着する心です。

その場その時の状況に応じて臨機応変に。

これが土木屋にとってもっとも大切な心がまえです。

そうそうそういえば

先週末、この現場にお客さんがありました。





花のお江戸、首都東京から、わざわざ高知へ。

しかもこの辺境の山の中へ来た目的は何だったかというと

林道工事でのICTの活用についての調査。

なんでも某国某発注機関の密命を帯びて

森林土木工事でのICT活用事例を調査している最中に

この「現場情報」にたびたび登場する

「勝手にICT林道工」というキーワードに遭遇し

興味を持って来てくれたとのこと。

まあそれにしても

ケータイの電波も入りずらいこの山奥に

はるばる花の東京から

ようこそいらっしゃいました。

「調査員」のおふたり様

どうもご苦労さまでした。

あいにく

お目当ての切土工が終わったばかりで

重機が稼働している実際を見てもらうことはできなかったんですが

どんなふうな仕組みを使って

どんなふうに作業をしているかを

昨年度完成済み箇所で説明したので

雰囲気はつかんでもらったんではないでしょうか。

(と担当者が申しております)



そんなことなどもありながらの森林管理道島日浦線工事。

今日からコンクリート擁壁の型枠組み立て。

初コン(現場で最初の生コン打ち)は

今週金曜日の予定です。

(みやうち)



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