現場ノート



5連休最終日の昨日正午すぎ、

レンジでチンした焼きそばの麺を箸でひとつかみして口に入れようとしたまさにその時、

ケータイが鳴りました。

電話の主を確認すると、ふだんはそれほど接点がない地元役場職員からでした。

はて?

と訝しみながら出てみると落石情報です。

軽四自動車一台ならギリギリ通ることができる程度に落石が道路をふさいでいるということでした。

電話を切るなりすぐに担当者に連絡をすると、

「了解です!やっときますから」

さっそく手配をして作業をしてくれるとのこと。

じつは、会社関係者でその現場にもっとも家が近いのはこのわたしで、すぐに見に行った方がよいのかな、との思いが脳裏をかすめましたが、

いやいやここは年寄りが出しゃばるところでもなかろうと、

まして、

「やっときますから」

と言ってくれているんですから

やはりそこは任せるべきです。

ということで

おとなしく焼きそばを食べ

ぼーっとテレビを観ていると、

「LINE!」

送信主を確認すると担当者さんです。

お、はやいなぁ (^o^)



感心しながら開いてみると・・



え?軽四とおれんやんか (*_*)

いやいや

第一報と現状がちがうことはよくあることです。

というか

ほとんどの場合がそうです。

しかし

最初の崩壊から状況が変ったということもあり得ます。

だとしたら

まだまだ後続の崩壊がある危険性が。

作業の安全を図るためにも

そこは念のため確認しておかなければなりません。

電話を入れてみました。

「あ、すぐそこから落ちゅうみたいですし、見た感じでは、あとが落ちてくる気配もありません」

じゅうぶんに注意をしながら作業をするようにお願いして電話を切ったのですが・・

もういちど写真をながめながら現場の状況を想像すると

なにやらよからぬ胸騒ぎが。

こんな場合、その感覚は無視できません。

行ってみることにしました。



現場では

すでに作業が相当すすんでいました。

やるなぁ~ (^o^)

またまた感心しながら

担当者さんのところへ。



ぼーっと突っ立って見ています。

いやいや冗談です。

ただただ突っ立っているわけではございません。

山の状態を監視しながら作業を見守っています。



時おり強く降る雨が

雨合羽のなかにまで滲み込んできますが

それをものともせずに黙々と作業をつづける重機オペのKさん。

つまり

この作業を

「見る」

ではなく

「見守る」

このちがいが大きくて重要です。

そして数時間後



降りつづく雨のせいで

いつもより暗くなるのが早いので

とりあえず大型車が通行できるようにして

山の状態が安定しているのも確認し

この日の作業は完了。

本日朝イチバンから作業を再開し

ただ今絶賛続行中。

いやあ~

たのもしい仲間たちです。


ということで

結局やっぱり

わたしの出る幕などはなかったようで

善き哉良きかな \(^o^)/

(みやうち)

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